【晩白柚紹介】


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    晩白柚は大正8年、熱帯植物の研究をしていた一人の研究者によってサイゴン植物園から台湾に、 そして昭和10年、鹿児島県果樹試験場を経て熊本県果樹試験場に導入されました。

    果樹園芸講習所で各種の園芸技術を学んだ当果樹園のオーナー、古田直一が昭和27年、 苗木10本から試行錯誤で栽培に取り組み、本格的な晩白柚導入のための開発が始まりました。
    ようやく1本の木に2、3個の実が付いたのは4年目のことでした。
    昭和34年、八代市主催の発表会でこのオーナーの取り組みが最優秀賞に選ばれ、また、昭和40年には当果樹園の晩白柚が天皇陛下に献上され、 晩白柚は社会の認知を受けることになりました。
    そして知人などに苗を配布、栽培農家が徐々に増えていき、現在、八代市の特産物として広く普及するようになりました。
    南国の香り漂う独特な風味を持つ晩白柚ですが、最近では味が濃くなる熟期前に収穫し、日に焼いて色を付け、 外観のみを整える農家が増え、本来の晩白柚の味が損なわれているのが現状です。
    名物にうまいもの無しと言われがちですが、元々は名物になるほど美味しいものだったのです。

    晩白柚の名前は、味や香りが台湾在来の麻豆白柚(まとうぺいゆ)に似ていて、熟期が遅いところから晩生白柚(ばんせいぺいゆ)、晩白柚と名付けられたと言われています。
    (麻豆白柚の写真はこちら)
    外観にこだわらず本来の味を引き出すためには熟期を迎えて収穫するのが一番。
    開発に携わった先駆者たちの栽培方法で育てた晩白柚が本当に美味しい晩白柚です。
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